corgi-corgi’s diary

コーギーのこと、たくさん知りたい!という方に色んなお話をお届け♪

コーギーの耳と病気の関係について知っておこう

コーギーは、その愛らしい外見と賢さで多くの家庭で愛されている犬種です。

特に、その特徴的な立ち耳が魅力の一つですが、この耳の形状が、耳に関連するさまざまな病気にかかりやすい要因にもなっています。

この記事では、コーギーの耳と病気の関係について詳しく解説し、遺伝的要因と環境的要因がどのように影響するか、そして病気を予防するための効果的なケア方法について紹介します。

コーギーの耳の形状と病気の関係

コーギーは立ち耳の犬種であり、この特徴的な耳の形状は遺伝的な要因によるものです。

立ち耳は耳の中に通気が十分に行き渡らないため、湿気や汚れがたまりやすくなります。

この状況が続くと、耳の中で細菌や酵母菌が繁殖しやすくなり、外耳炎やその他の耳の感染症のリスクが高まります。

立ち耳のメリットとデメリット

立ち耳は、音を拾いやすく、犬の警戒心を高めるというメリットがありますが、その一方で通気性が悪く、耳の中に湿気や汚れがたまりやすいというデメリットがあります。

特にコーギーのように耳の中に毛が多い犬種では、この問題がさらに深刻化しやすくなります。

耳の中が湿った状態が続くと、細菌や酵母菌が繁殖しやすくなり、外耳炎や中耳炎といった耳の病気のリスクが高まります。

コーギーがかかりやすい耳の病気

イヤーサイト

イヤーサイトとは、耳の中に毛が詰まることで湿度が高まり、細菌や酵母菌が繁殖する病気です。

イヤーサイトが進行すると、耳の中で炎症が起こり、強い臭いや異常な分泌物が見られるようになります。

イヤーサイトの予防には、耳の中の毛を定期的にトリミングし、耳の中を清潔に保つことが重要です。

オーラルフィアス

オーラルフィアスは、コーギーの耳の周りに異常な毛が成長することで、イヤーサイトを引き起こす原因となる状態を指します。

耳の中に毛が入り込むことで通気性が悪化し、細菌や酵母菌が繁殖しやすくなります。

オーラルフィアスの対策としては、耳の周りの毛を適切にトリミングし、耳の中に毛が入らないようにすることが求められます。

ロージーズディジー

ロージーズディジーズは、耳の周りに湿疹や炎症が発生する病気です。

特に暑い季節や湿度が高い環境では、耳の周囲が蒸れやすくなり、ロージーズディジーズが発生しやすくなります。

これも、耳の中を清潔に保ち、通気性を確保することで予防が可能です。

耳が臭う場合の病気の疑い

コーギーの耳から異常な臭いがする場合、それは病気のサインかもしれません。

耳の中で細菌や酵母菌が増殖すると、強い臭いが発生します。

このような症状が見られる場合、以下の病気が疑われます。

外耳炎

外耳炎は、耳の外側の部分に炎症が起こる病気です。

コーギーの耳は立ち耳で通気性が悪いため、湿気がたまりやすく、外耳炎になりやすい傾向があります。

外耳炎が発生すると、耳が赤くなったり、かゆみを感じたり、強い臭いがすることがあります。

中耳炎

中耳炎は、外耳炎が進行して中耳にまで炎症が広がった状態です。

中耳炎になると、さらに強い臭いや耳の痛みが生じることがあります。

放置すると、聴力に影響を及ぼすこともあるため、早期の治療が必要です。

耳ダニ

耳ダニは、耳の中に寄生するダニが原因で発生します。

耳ダニが繁殖すると、耳垢が黒っぽくなり、強い臭いがします。

耳ダニは他のペットや環境からも感染するため、清潔な環境を保つことが重要です。

耳掃除を嫌がるコーギーへの対処法

コーギーが耳掃除を嫌がるのは珍しくありませんが、耳の健康を守るためには定期的なケアが欠かせません。

耳掃除を嫌がるコーギーには、以下の対処法を試してみてください。

少しずつ慣らす

耳掃除に慣れてもらうためには、少しずつステップを踏んでいくことが大切です。

最初は耳を軽く触るだけ、次に耳の内側を軽くマッサージするなど、段階的に耳掃除に慣れさせます。

おやつや褒め言葉でポジティブな体験に

耳掃除の前後にご褒美を与えることで、耳掃除が嫌なものではなく、良いことがあるという認識を持たせます。

また、耳を触るときや耳掃除を行う際には、優しい声で話しかけて安心感を与えることも効果的です。

リラックスした状態で行う

散歩や遊びの後など、コーギーがリラックスしているタイミングを見計らって耳掃除を行うと、嫌がる可能性が少なくなります。

静かな環境で行い、ストレスを最小限に抑えることが重要です。

適切な器具を使用する

耳掃除の際には、犬用のイヤークリーナーや綿棒を使用することが大切です。

人間用の器具は耳の中を傷つける可能性があるため、避けてください。

また、直接耳の中を拭くのではなく、クリーナーを数滴垂らして耳の中を軽くマッサージする方法を試すのも良いでしょう。

短時間で終わらせる

耳掃除が長引くとコーギーのストレスが増します。

短時間で済ませるようにし、何度かに分けて少しずつ行うのも一つの方法です。

耳掃除がどうしても難しい場合は、獣医師やトリマーに相談してプロに任せることも考慮しましょう。

遺伝的な要因と環境的な要因

コーギーの耳に関する病気には、遺伝的な要因と環境的な要因が複雑に絡み合っています。

耳の形状自体は遺伝的な要因が大きく、これが病気にかかりやすい一因となります。

一方で、イヤーサイトやロージーズディジーズのような病気は、主に環境やケアの不足が原因で発生しますが、遺伝的な要因が全くないわけではありません。

 

耳の病気を予防するためには、定期的なケアとともに、環境を整え、必要に応じて獣医師の助言を受けることが重要です。

まとめ

コーギーの耳と病気の関係について詳しく見てきました。

立ち耳という特徴的な耳の形状は、遺伝的な要因によるものであり、耳の病気にかかりやすい一因となっています。

しかし、適切なケアを行うことで、これらの病気を予防することが可能です。

耳掃除を嫌がる場合でも、コーギーにとってストレスの少ない方法を取り入れることで、健康な耳を保つことができます。

日頃からの観察とケアを怠らず、愛犬の健康を守りましょう。