corgi-corgi’s diary

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コーギーと変性性脊髄症(DM):知っておくべきリスクとケア方法

コーギーを飼っている飼い主の皆さん、愛犬の健康を守るためには、特有のリスクについて知っておくことが重要です。

特に、コーギーに多く見られる病気である「変性性脊髄症(DM)」について、そのリスクとケア方法について理解することが必要です。

本記事では、DMに関する基本情報から、予防法やケアの方法までを詳しく解説します。

コーギーと変性性脊髄症(DM)の関係

コーギーは、その可愛らしい見た目と元気な性格で多くの人に愛されていますが、残念ながらDMにかかるリスクが高い犬種でもあります。

DMは、脊髄の神経細胞が徐々に機能を失い、最終的には麻痺や呼吸困難を引き起こす進行性の病気です。

この病気は、特にウェルシュコーギーに多く見られ、遺伝的な要因が深く関わっています​ (Ortho-Animal)​​ (コーギー専用情報メディア|コーギーライフ!)​。

DMは、劣性遺伝形式で遺伝するため、両方の親が変異遺伝子を持っている場合に発症リスクが高まります。

ただし、片方の親がクリアであれば、子犬はキャリアになる可能性はあるものの、発症することはありません。

近年では、遺伝子検査を通じて、ブリーダーが発症リスクの低い親犬を選ぶことが一般的になってきました​ (コーギー専用情報メディア|コーギーライフ!)​。

DMのリスク確認方法

DMのリスクを事前に確認することは可能です。

信頼できるブリーダーから子犬を迎える際には、親犬の遺伝子検査結果を確認することが推奨されます。

DMのキャリアである親から生まれた子犬でも、発症する可能性は低くなることが多いですが、両親ともにキャリアである場合は注意が必要です。

また、子犬を迎えた後にも遺伝子検査を受けることで、将来のリスクを把握することができます​ (コーギー専用情報メディア|コーギーライフ!)​。

DMの症状と余命

DMは進行性の病気であり、初期段階では後肢のふらつきや軽度の麻痺が見られます。

その後、症状が徐々に進行し、歩行が困難になるだけでなく、最終的には呼吸困難に至ることがあります。

一般的には、症状が現れてから6か月から3年の間に病状が進行し、獣医師から余命について言及されることもあります​ (Ortho-Animal)​​ (コーギー専用情報メディア|コーギーライフ!)​。

DMに対するケア方法

DMと診断された場合、症状の進行を遅らせ、生活の質を維持するためのケアが重要です。

以下に、具体的なケア方法をいくつか紹介します。

1. 適度な運動

過度にならない適度な運動が、筋力の維持と健康促進に役立ちます。

特に、水中でのリハビリ運動は、関節に負担をかけずに筋肉を鍛えるのに有効です。

2. マッサージ

マッサージは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。

後肢の麻痺が進行している場合には、専門的な指導を受けながら、マッサージを行うとよいでしょう。

3. 物理療法と水療法

物理療法や水中でのトレーニングは、筋肉の萎縮を防ぎ、運動能力を維持するために有効です。

これらの療法は、獣医師や動物理学療法士の指導のもとで行うことが推奨されます。

4. 環境の整備

DMが進行すると、滑りやすい床や段差は犬にとって大きな負担となります。

滑り止めマットを敷く、段差をなくす、車椅子を使用するなどの環境整備が必要です。

また、排泄の問題が生じた場合には、おむつやトイレシートを活用することも考慮します。

5. 獣医師との定期的なフォローアップ

定期的に獣医師の診察を受け、病気の進行に応じたケアプランを見直すことが重要です。

適切なケアを続けることで、愛犬の生活の質を可能な限り維持することができます。

まとめ

コーギーを飼っている、またはこれから飼おうと考えている飼い主にとって、変性性脊髄症(DM)についての知識は非常に重要です。

DMは遺伝的な病気であり、発症リスクを低減するためには、適切なブリーダー選びや遺伝子検査が欠かせません。

また、DMと診断された場合には、適切なケアを通じて、愛犬の生活の質を維持することができます。

 

この記事で紹介した予防法やケア方法を参考に、愛犬の健康を守りましょう。